ボウフレックスとパワーブロックとフレックスベルを比較する アジャスタブル(重量可変式)ダンベルはどれを選べばいいの?

アジャスタブル(重量可変式)ダンベルがほしい。パワーブロック、ボウフレックス、フレックスベルのどれがいいのか。

ジムのインストラクターや、実際につかっているユーザーに聞き、それぞれのダンベルの長所と短所をまとめてみた。

最初にまとめ 32kgでいいならフレックスベル 40kgがいいならボウフレックスにしておけ

このあとにそれぞれのダンベルのメリットとデメリットを書き連ねるが、長くなるので先に結論を。

パワーブロック、ボウフレックス、フレックスベルからアジャスタブルダンベルを選ぶなら、フレックスベルがいちばんいい。

▲ただしフレックスベルの重量は32kgまで。

32kgでは軽すぎる、40kgじゃないと! というなら、

▲ボウフレックス型にしておこう。

また、アジャスタブルダンベルで自宅トレをはじめるなら、インクラインベンチもセットで入手したい。

▲このベンチ、おそらくボウフレックスの純正と同等品。しっかりとした作り。後述するように、ボウフレックス型とのセットだと少し安くなるからおトク。

パワーブロックのメリットとデメリットまとめ

まずはパワーブロック。

パワーブロックは、アジャスタブルダンベルとしては最も古く、歴史がある。最近モデルチェンジしたが、ここではユーザーが多い旧型のレビューが中心となる。

パワーブロックは品質が低いコピー品も出回っており、コピー品のレビューも混ざってるはず。

  • リストストラップが巻きにくい
  • オンザニーしやすい。通常のスクリューシャフトのダンベルでオンザニーするとシャフトで大腿部が傷だらけになる
  • アームカールなどでピンがズボンに引っかかることがある
  • ピンがカラダをひっかくことがある
  • 本体のゆがみのせいで、ピンを刺していないブロックまでついてくることがある
  • 構造上、重心がずれており、アームカールなどの種目では気になるが、プレス種目の可動域を大きくできるメリットもある
  • 動作中、音がカチャカチャがうるさい。そんなにうるさくないという話もある
  • 扱いが荒いと本体がゆがみやすいかも。保管時の自重でゆがむのでは、という意見もある
  • 検査不合格のB級品などではなく、明らかに工作精度が低いコピー品がある
  • コピー品はコアの樹脂の色が半透明で、塗装や溶接が雑で、プレートの隙間が不揃い

正規品とコピー品の違いは、以下の動画がわかりやすい。

▲こちらは、コピー品か。

コアの樹脂が半透明に近く、プレートの隙間が不揃い。

▲こちらは正規品。コアの樹脂が白で、プレートの隙間が規則正しい。上の動画と比較すると、一目瞭然。

▲パワーブロック型40kgタイプ。

パワーブロックは、登場したのが最も古いため、今となってはボウフレックスやフレックスベルと比べると、デメリットが目立つ。

2016年にモデルチェンジして新型が登場した。全身ブラックのカッコいいヤツ。

新型パワーブロックはあちこち改善されている。

  1. 手をつっこむ部分が広くなったーーー新型は旧型に比べると間口が拡がり、リストストラップもまあまあ巻きやすいそうな。
  2. 重さを調整するピンがプラスチック製となり耐久性が上がったーーーパワーブロックは「コ」の字型のピンをさしこみ重量を調整する仕組み。旧型のピンは金属+プラスチックだが、新型はプラスチックの一体成型となり、耐久性が上がった。
  3. 下面がなだらかにえぐれた形状となりオンザニーでひざに乗せても痛くないーーー高重量でダンベルプレスなどをするさい、いったんダンベルをヒザに乗せる(オンザニー)わけだが、下面がカーブ状になっているのでヒザにフィットし、痛くなさそう。

 

しかし新型はアマゾンでも楽天でも在庫切れが多いし、なにより高い。40kgタイプで12万円ほど。

ボウフレックスやフレックスベルのメリットを考えると、今からわざわざパワーブロックを選ぶ理由は薄いのではないか。

ボウフレックスのメリットとデメリットまとめ

次に、ボウフレックス。

ボウフレックスは、パワーブロックのような「明らかに品質が悪いコピー品」が見当たらないようだ。

ボウフレックスではない安いやつを買ったらボウフレックスが届いた、という話もある。流通過程でいろいろあって安くなったり高くなったりするのかも。

  • 通常のダンベルに近い形状で、パワーブロックのような重心のかたよりがない。
  • リストストラップも巻きやすい。
  • ダイヤルを回すだけなので、ウエイト変更の時間はパワーブロックよりも早い。
  • オンザニーのとき、両端のダイヤルをひざに乗せるわけで耐久性が心配。
  • ダイヤルはしっかりしており、特にオンザニーがやりにくいわけではないという意見も。
  • ダイヤルは樹脂でおおわれているので冬でも冷たくない
  • ウエイト変更時は台座にていねいに置く必要がある。

こんなところ。

▲40kgタイプ。

▲ベンチとセットだと少しお安くなる。

▲スタンドも含めたフルセット。

フレックスベルのメリットとデメリットまとめ

アジャスタブル(可変式)ダンベルならボウフレックスかパワーブロックか、というところに、第3の勢力として登場したフレックスベル。

重さを変えたら重心も変わるというパワーブロックの弱点。

重量が軽くても長いままというボウフレックスの弱点。

後発だけに、それらの弱点を克服している。

▲カタチもミニマルでカッコいい。

メリットとデメリット。

  • グリップの回転で重量を変えられ、手間が少ない
  • 慣れれば2秒で重量を変更できる
  • 32kgタイプだと2kg、4kg、8kg、12kg、16kg、20kg、24kg、28kg、32kgという重量変更。もうちょっと細かく変更したいこともある。
  • 手間だけど2kgのプレート位置を変えれば2kg単位で重量変更もできる
  • プレートで外側のプレートを順々に支えていく仕組みに不安がないわけではない
  • ロックされていないプレートが付いてくることがあり危険
  • グリップがちょっと狭いかも

▲重いタイプは32kgというのが弱点か。パワーブロックもボウフレックスも40kgだから。

▲軽くていいならフレックスベルがいちばんいいかも。

▲スタンドが安いのもいい。

まだスクリューシャフトのダンベルで消耗してるの?

アップ用に軽いダンベルをセットして。

はずして。

またつけて。

またはずして。

またつける。

毎回毎回これやるの飽きた。

そろそろ瞬時に重量変えられるアジャスタブルダンベル買わないと……