「一冊の手帳で夢は必ずかなう」を再読する 人生後半戦の長期目標を作ってみよう

今後20年の長期目標を作るため、「一冊の手帳で夢は必ずかなう – なりたい自分になるシンプルな方法」を再読した。

GMOグループ代表の熊谷正寿氏の著書。

夢の実現のために、夢を長期目標とし、日々のタスクにまで落とし込もう。そのためのツールとして、システム手帳をつかおう、という内容。

2004年の発刊で、もう13年も前の本なんだけど、長期目標の作成とその達成の手法として、古さはない。今なお優れた著作なんじゃないか。

まずは「やりたいことリスト」で夢を具体的にリアルに描く

本書では、長期目標を定める手帳のパートを「夢手帳」と名付けている。

夢手帳は「やりたいことリスト」「夢・人生ピラミッド」「未来年表」から構成される。作成するのもこの順番だ。

まずは「やりたいことリスト」から。欲しいものややりたいことを、なんでも書き出そう。できるだけ具体的に、リアルに。マンションか欲しいなら、広さや間取り、立地まで具体的に書く。

写真や絵を貼り付けるのもいい。

著者は、この作業だけで数ヶ月をかけたそう。また、夢を叶えれば次の夢が生まれるため「夢探しの旅は一生続く」とも述べているが、ひとまずは「やりたいことリスト」が一段落したら次は「夢・人生ピラミッド」へ。

カネがあっても不健康だと幸福ではない

まず、やりたいことリストに書いたことを、「健康」「教養・知識」「心」「社会・仕事」「プライベート・家庭」「モノ・おカネ」の6項目に分類する。

6項目は、ピラミッド型の階層になっている。「健康」「教養・知識」「心」が基礎レベル、その上に実現レベルとして「社会・仕事」「プライベート・家庭」があり、いちばん上に「モノ・おカネ」という構成だ。

▲本書より。

各項目には、「究極の目標」を設定しよう。たとえば「健康」だと「生涯現役で医者にかからない」とか。

このピラミッドを構成する項目の、どれかひとつが欠けても、良い人生とはならない。カネがあっても健康を損なえばピラミッドは崩れてしまう。

著者は、「夢・人生ピラミッド」の作成に2〜3年かかったそうだ。カーネギー、ポール・J・マイヤー、コビィーなど成功哲学の研究をしていたからだそうな。そのほとんどで、この6項目は共通していたという。

やりたいことを年表にして現実との差異を埋めていく

次は未来年表。「夢・人生ピラミッド」に書いたことを、数年から数十年先のスケジュールに落とし込んでいく。

著者は、20歳のとき35歳までの15年分の「未来年表」を作り、その15年計画が終わりそうになったときに90歳までの「55年計画」を作ったとのこと。

この未来年表のポイントは、現状との差を書くこと。たとえば、年収1,000万円という目標があったとして、現状が400万円だとすると、その差異の600万円をどうやって埋めるか、いつまでに埋めるかを、明確にする。

年収400万円のサラリーマンが、一年後に1,000万円をめざすのは、困難かもしれない。なら、いつまでにならできそうだろうか。

書いたことは現実となる

今まで、目標を書き出してきた経験からいえば、書いたことは実現する。

フワッとした感じで書けば、フワッとした感じで実現する。「カネが欲しい」と書けば、いくばくかのカネは手に入る。

「年収1,000万円欲しい」と書けば、そこへ向けていくつもの中間目標が発生する。自分の能力アップだとか、転職するかとか、起業しようだとか。中間目標の達成には、また数多くの小さな目標がある。

大きな目標を日々のタスクまで落とし込むと、「習慣」となる。著者は「習慣は人格を作り、人格は運命を作る」と述べている。年収1,000万円の運命となりたいなら、それにふさわしい習慣を積み重ねることだ。

すべては、夢を書いて、達成すべき目標として定めたところから、スタートする。

ところで、ぼくは今45歳で、今から長期計画立てるって遅すぎない? という気もするんだけど、日本人男性の平均寿命が80歳ぐらいなので、残余年数が35年もある!

逆に、長期計画がないとヒマじゃない?