自分が撮った写真が週刊ポストの表紙を飾ってビックリした話

歳が半分の彼女と住んでいる。

カノジョ、ハダカの写真を撮られるのが好きだという。

今日び、SNSで募集すればハダカを撮りたいカメラマン野郎が入れ食いのごとく集まってくるんですよね……

もうハダカはやめて

いい感じに撮れたハダカ写真をSNSに上げれば、世界中の男たちから「いいね」がザクザク集まる。

つーか、ボクもかつてはカノジョのハダカ写真にいいねしてたんだけど。

しかし!

オレ
もうそろそろハダカ撮られるのやめたら? オレという男がいるんだから。
オレ
だいたい、なんで写真を撮られたいの? なんでそれをSNSにアップするの? 承認欲求ってヤツ? アドラー心理学によれば承認欲求とは……
カノジョ
あーもうわかったよ、やめるよ。でも写真撮られるの好きだから、あなた撮ってね

ということで、ぼくが彼女の写真を撮ることになった。

ごみばかりを撮ってきた 人を撮ったことがない

今使ってるカメラはEM-1と、やっすい12-50mmEZレンズとの組み合わせ。これ友だちのカメラなんだけど、ぼくのK5IIsと交換中。

しかしEM-1、異常に便利。用途は100%仕事で、お客さんの工場の写真撮ったり、そこから出てくる廃棄物の写真撮ったり、その廃棄物が処理されているようすを撮ったり。

正直、昨今のスマホでも十分な写真が撮れるが、しっかりしたデジカメで撮りたい。レンズ交換できる一眼レフっぽいカメラで撮りたい。お客さんと同行してるので、難しそうなカメラで撮影してハッタリきかせたい。

そんな低い志なんだが、それでもE-M1は気軽に持ち歩ける。

E-M1は他社の一眼レフと比較すると軽くて小さく、レンズ合わせて防塵防水で、しかしオリンパスの先代フラッグシップなのでダイヤルたくさんついてて操作しやすくて、機能もてんこ盛りでおなかいっぱい。

センサーサイズがAPS-Cサイズ以上のカメラで、ある程度の機能を備えていると、普段の仕事用カバンにつっこんで出かける、というのはもうムリ。E-M1以外ムリ。

一瞬の表情を作品として切り取りたい

で、そんなE-M1で彼女を撮ってみたが、人を撮るのってものすごく難しいと気づいた。

露出やホワイトバランスが合わないし、瞳にピントが合わないし、構図とかぜんぜんダメ。若い女性は表情がクルクルと変化して、いい表情をしても、その一瞬をとらえきれない。

E-M1のポテンシャルは高いんだが、いつもはのんびりと、動かない生ごみとか鉄くずとか撮ってるだけなので、腕が追いつかない。

しかし、ごくたまに、露出もホワイトバランスもなんとか許容でき、瞳にピントが合ってて、いい表情している写真があって、まぐれでそういう一枚が撮れたりすると、気分がいい。

▲バッサリとトリミング済みだが、これなんかは気に入っている一枚だ。

今のところ、そういう写真が撮れるのはギャンブルでしかなく、作品作りとしてねらったとおりの写真が撮れるようになるには、どうすればいいんだろう。

まずは、数を撮るしか。

週刊ポストから彼女にDMが

というところへ、カノジョのインスタに週刊ポストから「写真を転載したい」とDMがあり、過去にセミプロのカメラマンに撮ってもらった一枚が掲載されることになった。

ぼくの彼女だけでなく、ヌードをSNSで公開する女性が増えているそうで、そんな女たちの特集だという。

▲で、いよいよ発売。コンビニで週刊ポストを手に取ったら、ビックリしてスベってこけそうになった。

オレ
なにッ? これはボクが撮った写真!?

なぜかセミプロカメラマン氏の一枚でなく、ぼくが撮った写真が表紙に!?

被写体と撮り手の関係性が写真に写る

とてもつたない写真で、jpg撮りだし、ISOはアレでザラザラだし、なんでこれを採用すんのよ……

しかし、セミプロカメラマン氏の写真より、ぼくの写真がひとつだけ勝っているところがあった。

被写体の表情。

セミプロカメラマン氏の写真は技術的には優れていても、彼女の表情がかたい。ぼくが撮ると、彼女はリラックスしていい表情をする。

そして、女性の写真は、なにより表情が大切なんじゃないか。だから週刊ポストは、技術的にはつたなくとも、ぼくが撮ったほうを採用してくれたのかな。

人の写真を撮る、というのは、被写体と撮り手の関係性までもが写しこまれる、ということに気づいた。

せっかくなので、もうちょっと技術も高めていきたい。